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執筆者の写真堂 薫風

夏はお灸をたばこします?

更新日:2021年9月15日

患者さんから、以前は良く言われた言葉「夏はお灸はたばこします」(笑) 



「夏こそ、お灸!」



患者さんから、以前は良く言われた言葉「夏はお灸はたばこします」(笑)

鳥取の方言で、休むことを“たばこする”といいます。

山陰は、夏は暑く、冬はなかなか寒いし、雪も降ります。

海からの風の影響か、湿度もたかく、身体の不調にお灸がよく効く風土です。




その為、昔からセルフ灸(昔はただ、灸をすえると言いましたが…)の盛んな土地柄で、

ある程度の年齢の方にはお灸は身近なもののようです。


薫風堂に来られる方の中にも、お灸をされていた経験のある方は、

夏はお灸をしないでくださいと言う意味で、↑のような言葉を口にされました。


昔の自宅でする施灸は、もぐさを自分でひねって(揉んで小さくちぎって)すえる方法がほ

とんどで、当然、素人のお灸なので、焼け焦げた皮膚が夏はじくじくとして、

嫌なイメージを残していたのです。



夏なのに温まりました?

そんな風に言われた時に、火傷にならないお灸の仕方をしますので、一度試してみてくださいと、お灸をさせてもらうと、「暑い暑い!」と言って入ってこられた方が、帰りには「ああ、温まりました。気持ちよかった」と言ってかえって行かれます。




現代では、以前よりも夏は格段に暑く、当たり前のようにエアコンを使います。

食べ物や飲み物も、冷蔵庫の普及で冷たいものが簡単に手に入る為、お腹の中から冷えています。


そこで、内臓と皮膚から入った冷えに挟まれて、逃げ場を探した体内の熱は、上へ上り、

肩こりや頭痛、耳鳴りやふらつき感といった症状になって現れます。


冷えた部分を温め、体の熱と冷えのバランスをとってあげるのに、お灸はとっても力強い味方になるんです。


「夏はお灸をたばこする」ではなく「夏こそ、お灸!」で元気に過ごしたいですね。


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